モニカ2015/10/22 22:32

 「ストックホルムでワルツを」"Monica Z"という映画を見ていた。まだ30分しか経っていないけれど、止めてこの映画のサントラを流している。スウェーデンのモニカ・ゼッタールンドという歌手の半生を描いたもので、ジャズファンには知られた存在の女性。北欧美人で、ビル・エヴァンスとの共演アルバムもある。今夜は何枚聞けるか。5枚くらい持っているけれど、母国語が多い。映画では、それが何故なのかということも語っている。自国語で歌うことで、アメリカ人の真似ではなくなる?おや、また片チャンネルの音が途切れて、少ししたら元通りになった。こんなことの繰り返しは嫌だなぁ。
 午後10時半を回っているが、最近少し夜更かしだ。明日は奥さんが東京に旅立つ日。2泊3日だから、あっという間の旅。

誰だ?2013/09/24 17:53

ネットのサイトに「パリ、テキサス」の映画のことを書いたら、こちらのブログのコメントに「ジム・ジャームシュではなくてビィム・ベンダースだと訂正してくれた人がいた。そういえば、そうか。あの二人を混同している自分であった。そして、DVDを購入したにもかかわらずまだ見ていない。「ベルリン・天使の詩」を近いうちに見ようとしていたので、丁度いいや。両方見たらベンダースが分かるかも。そういえば、「パレルモ・シューティング」も見ることは見たんだ。
訂正してくれた人は知り合いのはずだけれど、誰だろう?思い当たる人は2人くらいか。
今は、35barでお客を待ちながらこれを書いている。この調子なら、今夜は誰も来ないぞ。そんな日もあるさ。商売って難しい。何人かにメールしたんだけれどなぁ。でも、ブログを書き始めたら気が紛れている。スティシー・ケントの歌を聞きながらゆっくりしている。
7時を回ったらこちらも飲み始める時間としよう。

早期退職2012/01/26 16:20

 退職まで、あと2カ月なのに急に嫌になった。こんな気持ちは珍しい。やっぱり病気かね。週末、もう一度、かかりつけの医者に会って来よう。今仕事らしい仕事がない。なくても楽しく、話す相手もいない。話して悪い訳でもないが、話したくない。

 明日は、休もうか。休んでどうする。車にも乗りたくない。映画を見たい訳でもない。そういえば、ギリシャのテオ・アンゲロプロス監督が交通事故で亡くなったという。『旅芸人の記録』は4時間ほどの映画だったが、3回は見た。そうだなぁ、彼を偲ぶ日にすればいいか。

 もう、この会社に居たくない。悪意に満ちた人たちが一部にいる。幸い同じ部屋ではないので、日々、嫌な感じではないがたまに会ったり、メールが来たり。そんなことにも疲れる。手当たり次第に、知り合いにメールを打つ。精神が参っている。ワインのがぶ飲みでそれが癒えるだろうか?

 もっと不幸な人がたくさんいるのに、なぜ自分ばかりを悲しい人間と責めるのだろう。にこやかに笑っていた自分に一刻も早く戻りたい。

情報の洪水2011/12/26 17:13

 見ていない留守録が20時間以上ある。DVDもたくさんある。なのに、見る気がしない。どうしてだろう。夢中になれない。
 『ボードウォーク・エンパイヤ』というマーティン・スコセージ監督のテレビ映画も後2話残っているが、今年中に見終えることが出来るかどうか。『ナース・ジャッキー シーズン3』も始まるし、キャシー・ベイツの連続テレビドラマもスタートする。
 ジャズの音楽DVDもたくさんあるし、前に書いた『チキチキバンバン』や『タイムトラベラーズ・ワイフ』という私の好きな時間ものもある。
 文庫で読んでいる『ミレニアム』のテレビドラマ化もすべて録ってあるし、ウーン、どうしよう。それを阻止するのが、ワインとジャズ。幸せのような不幸のような毎日。

英国王のスピーチ2011/05/13 16:37

 休暇を取りたいと思うと、それを行使するまで毎日そのことが頭を離れない。そして、ついに昨日、昼から休みを取った。それまで会議で街中にいたので、まずは床屋に行った。40日ぶりであった。その後、蕎麦屋で「梅乃宿 露」という酒を4杯。肴は、定番卵焼きに蕎麦寿司、ワサビ葉が少しずつ乗ったもの。その後、つみれ南蛮の温かい蕎麦。すっかりいい気持で、3時からの映画に行った。“King's Speach”は時間が丁度あったから。レディスデイで女性は千円、こちらは1800円。不公平だけれど、仕方がない。
 映画は、予想通りで地味に進む。途中、はっと思って目覚めたが、少し寝た。自分がどこにいるのか一瞬分からなかった。そうだ、映画館にいるのだと5秒くらいして思いだした。
 そこからは、パッチリ目を見開き、集中できた。ストーリーは単純で、吃音症の国王がそれを克服する話。実話だそうだ。先日見たロイヤルウエディング(恋愛準決勝戦というフレッド・アステアの古い映画ではない。本物の結婚式)でウエストミンスター寺院が出てきたのが、それと同じところで戴冠式をやったので、印象に残った。
 肝心の国王のスピーチとは、第2次世界大戦にイギリスが参戦する時の国王のお言葉だった。天皇の終戦の詔書みたいなものですね。タイミングは違うけれど。しかも、天皇の場合は、前日に録音したものをレコード化して8月15日に流したとか。
 映画を見終わってから、ジャズの店で飲み始め、居酒屋と30年以上通っている昔のスナックに行った。さすがに飲みすぎだったが、家には大人しく帰ってきた。偉い?

Up In The Air2011/04/19 17:22

 映画「マイレージ、マイライフ」の原題。ローズマリー・クルーニーの息子、ジョージ・クルーニー主演のリストラ請負会社社員の話。アメリカ中の会社のリストラを代行して、社員に宣告する仕事なので、飛行機で飛びまわり、結果、航空会社のカウントするマイレージが貯まった主人公。でも、映画の本筋は、リストラそのものだから、看板に偽りあり。マイレージだけで話が出来ているよりよっぽどいい。
 「どうも邦題っていうのは、違う」とよく言われる。たまに原題よりいいものはないのか。考えよう・・・。今は出てこない。

The Walker2011/04/07 15:41

 デンゼル・ワシントンって良く出ているなぁ。しかも、節操なしにどんなくだらない作品にも出演。きっとお金が一杯貯まっているだろう。
 今回は“The Walker”という映画。第3次世界大戦後、荒廃したアメリカに西に向けてひたすら歩く男。水やガソリンが貴重品になっていて、そこらじゅう無法地帯。似たような映画では、「マッドマックス」が同様。ただ、あちらは車に乗った男たちの戦い。こちらはひたすら歩く。その背中のリュックには、1冊の本が入っている。原題が“The Book Of Eli”といい、主人公イーライが持つ本のこと。ネタばれで言うと、これは世の中に唯一残った聖書で、これを奪い合う話。最後は悪人に渡ってしまうが、本が点字で書いてあって読めない。そもそも、点字で書かれているのかどうか、はっきりしないが、とにかく傷を負い手ぶらでサンフランシスコに着いた主人公。しかし、聖書の一字一句を暗記していて、それを口述筆記させる。強靭な精神力と義務感から、すべてを聖書を後世に残すことに賭ける男。
 それだけの話だけれど、お金をかけたセットで迫力あるシーンが次々に現れる。最後まで、ジェットコースタームービーのように見てしまったが、「なーんだ、損した」と思う映画。ワシントンくん、こんな映画に出ている場合じゃないだろう。人生は意外に短いよ。

Earth2011/02/08 10:21

  WOWOWで録った「アース」という映画。これから目が離せない。前から、意外に自然物が好きだったが、自分でも不思議なくらい引き込まれた。画像の綺麗さもあったが、世界は広いし、人間だけのものではないなぁとつくづく感じた。3食を他人に頼っている人間からみると、動物は水でさへ確保するのが難しい。
 今回、この画像を入れたのには訳がある。iPadから入力が可能か、実験しているのだ。結果は分からない。だって、PCからの操作なのだから。Mac系で上手くアップできるかな?

幻夜2011/01/18 06:02

 WOWOWで放送された東野圭吾原作の小説のドラマ化『幻夜』全7編を見終わった。学芸会的な演技の深田恭子だが、どんな筋立てで終わるのだろうかとついつい留守録で最後までたどり着くことが出来た。シリアスさが全くないものなのに、何で見ちゃったかなぁ。WOWOWのドラマ、1本も見ていなかったのに。深田が悪女を演じるという触れ込みだったが、男を惑わす感じが全くない。綺麗かと言えば、小太りのねえちゃんで、可愛らしい。ストーリーも絵空事。原作は、もう少しシャンとしているのかな。東野圭吾も1冊も読んでいないので、この本、古本屋で探してこようか。
 今、読んでいる佐藤優の『国家の罠 外務省のラスプーチン』が恨みつらみが並べたてられていて、とても面白い。北方領土問題も、鈴木宗男と佐藤優の逮捕で、完全にストップしてしまった。国益を考える荒技の仕事人と、保身と出世を考える政治家、外務官僚とでは、こんなに結末が違うのかと考えさせられるところが多い。そりゃ、鈴木も佐藤もいい思いをしたころも多々あるだろうが、それが目的ではなく、あくまで国家のためという論理だったのだろう。
 鈴木が収監されるときに流した涙は、やった犯罪を自分では忘れていて、すべて国のためという思い込みの涙だろう。少しも清くは見えないが、あーいった馬鹿がいてもいいとは思った。ただ、あれに付き合わされる役人はたまったものではない。そんなときに、いい相棒の佐藤がいたのだろう。鈴木の威厳を傘に我が物顔で外務省を闊歩していたノンキャリアの大きな頭が思い描かれる。
 出る釘は打たれる。しかし、出なければ何事も素早く進まない。私はそんな仕事は望まなかったので、最後まで誰かに与することもおもねることもなかったが、そんな人生も面白かったかもしれない。

パリより愛をこめて2010/07/13 06:47

 帰りのエールフランス機で見た映画『パリより愛をこめて』。英語版でフランス語の字幕だから、難解だったけれど、ストーリー自体は単純で分かりやすかった。フランスのアメリカ大使館の職員は、実は駆け出しのCIA諜報員。それと合流したベテラン諜報員のジョン・トラボルタが、ガンガン拳銃を乱射してパリの街を飛び交う。中国人麻薬組織を摘発するが、本来の目的は違うところにあった。それは、アメリカ大統領夫人暗殺計画の阻止。リュック・ベンソンが監修しただけのことはあり、飽きさせないアクションシーンの連続。言葉が分からなくても、2時間があっという間に過ぎていく。それに、パリから帰国の飛行機だし。
 それにしても、敵はガンガン撃たれるのに、トラボルタにはかすりもしない。昔のチャンバラ映画の主役と同じくらい疲れを知らず撃ちまくる。男でも女でも少年でも殺してしまう。血があまり出ないのも昔の日本映画的。日本びいきのベンソン監督らしいなぁと思った。
 これは日本未公開だろうと思っていたが、調べたら今年の5月に上映されていた。話題にもならなかったなぁ。
 話は変わるが、このブログの「旅の準備」というところで使った画像は、借りものだったが、よく見ると「ギャラリエ・ラファイエット」というデパートではないか。うちの家族がそこで、狂喜乱舞して買いまくったところだ。既に思い出となったが、凄いデパートだった。四つ角のうち、三つはこのデパートだった。それくらいでかい。あの画像は、きっとクリスマスシーズンだろう。