Ritual2014/01/03 07:17

アート・ブレイキーの1957年のアルバム。メンバーは
 Bill Hardman(tp)
 Jackie Mclean(as)
 Sam Dockery(p)
 Spanky De Brest(b)
 Art Blakey(ds)
 50年近くジャズを聴いてきて、これはお初。ブルーノートではなく、キャピタルから出たもの。ジャケットくらいは知っていたが聞いたことがなかった。メンバーも変わっている。人生、長く生きているとまだまだ新鮮に映るものがある。いい正月になった。ブレイキーのドラムもすっきりしていて、録音もクリアーだ。線が細いビル・ハードマンのトランペットもマクリーンとの掛け合いがいい感じ。このハードマンのソロ、どこか嘘くさい。借り物のフレーズを繋いでいる感じがするのは何故だろう。光るものがないと書きながら、後に続くマクリーンだって、同じような感じなのに…。ハードマンのリーダーアルバムってあったのだろうか。少なくとも私は持っていないけれど、2流とはいえ、彼くらいになれば出しているだろうな。今年は、探してみようか。
 もう、クラシカルなジャズばかり追い求めている感があるが、歳なのだから好きなことだけをしていればいい。

Kenny Drew Trio(Steeple chase 1977)2014/01/09 16:29

 日本制作の軟なジャズの乱発で株を下げたケニー・ドリューではあるが、この頃はまだ位が高かった。ギターのフィリップ・カテリーンとベースのペデルセンを従えたドイツでのコンサート。いきなり、未発表のボーナストラックから始まる。1と3がLPには入っていなかったもの。
 雨の朝はいつも色んな演奏家のHere's That Rainy Dayを聞いていたが、春からはこれも加えようか。ペデルセンのベースソロの速弾きで落ち着かないが。それとピアノの音が硬質でちょっと変。ケニーのピアノはどれもこんな音だったかなぁ。コンサートだから、そこのピアノの音色なんだろうな。
 古本市の横にひっそりと置いてあったジャズのCD。7枚買ったが計4千6百円。なかなか、面白いものもあり、明日も行って来ようと思っている。ジョー・ザヴィヌルの1959年のトリオも買ったが、当たり前すぎるピアノで予想通り。でも、納得している。700円だからいいのだ。
01. Django 02. Here's That Rainy Day 03. Sunset 04. Twice a Week 05. Blues in the Closet 06. On Green Dolphin Street

35bar2014/01/14 19:15

お客が来ないまま3時間経った。退屈なのでブログでも書くかとなった。3時間で3杯のハイボールを飲んだ。読書もした。めげることはないのに、気持ちは沈んでいる。山本リンダの「困っちゃうな」が流れる。こっちが困っちゃうよ。
4杯目に移ったがペースが早くなっている。この調子で行ったら、まだまだ飲めるかな。オバマが休暇中に読んだと帯に書いてあった『黄金の街』を読み始めた。マンハッタンのダウンタウンが最初に出てくる。色んな通りの名前が。知ってる知ってるって、読み進んでいるが、内容はそれほどでもないかも。音楽は黛ジュンの歌。オムニバスで大原麗子なんかも出てくるけれど、黛はさすが。彼女のアルバムが欲しくなる。きっと注文するだろう。

Elvin Jones Genesis2014/01/26 09:07

 ブルーノートの再発で手に入れた1枚。リアルタイムで聞いていたエルヴィンだが、これは聞いていなかった。40数年の時を経て手元に。だから昨日は、エルヴィンばかり立て続けに聞いていた。彼のドラミングはどれも同じなのだろうが、サイドメンで音楽は変わっていく。そのいい部部が出ているのがブルーノート盤。『メリーゴーラウド』での「ラ・フェスタ」なんかも貴重だ。ジョー・ファレルとの共演も素晴らしい作品を残している。後、1枚を揃えたら彼のブルーノートでのリーダーアルバムはすべて揃う。奥さん作曲の陳腐な作品だけはちょっといただけないが、そのうち時代順に並べて聞いていきたい。

Ahmad Jamal(1958)2014/01/31 10:24

 毎日、ジャズを聞いているがどうもここに書くのは億劫だ。しかも、誰も読んでいないだろうと思われるところに書いて何になるという気もしている。それでも書きたいアーマッド・ジャマルの1958年パーシングでのライブ盤。
 ジャケットは知っていたんだけれど、40年以上未聴のアルバム。エピックの古いやつやインパルス盤、テラーク盤は聞いているんだけれどネ。今回、8アルバム4CDの例の廉価盤購入。どれもこれも気持ちよく聞いている。思い浮かぶのはレッド・ガーランドだが、どうも本家はこちらのようだ。シングルトーン、コロコロも同じ。「ビリーボーイ」もジャマルをパクったガーランドが舌を出していそうだ。
 どの曲も3分たらずだが、まるで短歌のような簡潔で小粋な演奏だ。最近のビジー・アデールだって同じようなものなのに、ちょっと違う。それって何だろうと考えながら聞くがまだよく分からない。