村上ソングズ2009/09/12 07:32

 村上春樹が文章を書いて、和田誠が絵を描いている本がある。それが『村上ソングズ』だ。色んな好きな歌の歌詞を載せて、エッセイー風にまとめていく。それに和田誠の挿画がつく。選曲された歌も、どれも名曲ぞろいで、もう一度聴こうという気にさせるものばかり。これに触発されて自分でも歌のことを書いてみるが、さっぱり上手くいかない。
 画像は、「ニューヨークの秋」という曲の挿画だけれど、テッド・ストレーターという男性ヴォーカリストが1955年に歌ったものを紹介している。私の知らない人なので、口惜しい。また、「孤独は井戸」(Loneliness is a
well)という歌を紹介しているが、これは知らない曲。そう思っていいたが、アニタ・オディのミスター・ケリーズでのライブ盤の記述があり、これなら持っていると、自分の不明を恥じる。
 今、その曲をかけている。こういった曲を拾い集めて本にしているのだから、到底、こちらが敵うはずもない。そうは思っても、大作家、村上春樹に対抗したくなる昨今である。